筋トレYouTuberのRIJU氏をインタビューアーに迎えた「筋トレ対談企画」第一回目のゲストは、東麻布にあるジムDeeperを運営し自身もフィジーク選手として活躍する「めんでぃ氏 ( @mendy_deeper ) 」
年中を通して常にコンディションが良いめんでぃ君の減量法に迫ります。自身の身体で研究を繰り返し行う彼がテーマにあげたのが「腸内環境」
<聞き手=RIJU>




間に合わないと言うよりは、皮膚の薄さ自体は最初に大会に出た時から変わってないんだよね
その時に身体が張ってるか張ってないかによって、見栄えが変わってるだけで皮膚の薄さは変わらずって感じなんだよね。
いつもそこが最後苦しくなるって言う


コンディション調整で意識していること


身体に余分な動物性の脂質って言うものが無かったんですよ


まぁでも、2019年は豚肉で絞っていたんですけど全然関係なく皮膚も薄く絞れていたんで
おそらく腸がカーボ(炭水化物)を吸収出来る状態になってないと、身体が浮腫むんですよ

腸内環境がキツイと皮膚がウエッティな感じになっちゃうと思うんすよ


だから俺とかは、「何をとって痩せるって言う考え方よりも何を止めて痩せるか」って言うとこなんですよ
なので、取捨選択的にこれを食べると腸内環境が荒れるから、トレーニングの質も落ちるし絞りの速度も遅くなるってのを把握していきたいんですよね


皆が牛肉や鶏肉食べて絞ってるから、それが正しい訳ではない
一概に皆に合う訳じゃないじゃないですか


腸の環境だったりとか、その日のストレスだったりとかで食事も変えてかないと
僕、結構驚かれるのは「三日に一回ぐらいチートしてたりするんすよ」


チートって言ってもジャガイモを4つスライスして、自分でポテトチップス作って食ったりとか
でもそれ、ノンフライヤーじゃなくてオリーブをたっぷりつけたフライパンで揚げるんですよ



いかに腸内環境が良くて、代謝が上手く出来て循環出来てるかによって抜ける時は抜けるんで
皆、ほとんどの人が腸内環境を崩して減量しちゃうんですよね


最初の減量の初期は、食事がただ変わるだけなんで腸内環境が割かし良くなるんですよ
それが減量末期に近づくにつれて、結構ハードにトレーニングして回復の期間をもたずに食材のカロリーも下げていっちゃうので、内臓の状態からしたら最悪の状態なんですよね


しかも食事の間隔つめて食べるじゃないですか?
リフレッシュする時間が無いんですよね



24時間って言う括りがある訳じゃないですか、例えばそれが48時間だったらもうちょっと食事がとれるんですよ
起きてる時間が長いんで。でも、24時間って言う決まった時間の中で「トレーニング時間/起床時間/食事をする時間/空腹の時間」
全てを考えた時には、4食以上だと間隔が短すぎて腸内環境がリセット出来ないって言う結論に僕は至ったって感じですね



腸内環境とか意識した事なかったな
腸内環境の良し悪しってのは、めんでぃ君的にどこで判断するの?



トレーニングが上手くパワー出ないとか疲れてるなって言うのは、カーボ(炭水化物)や脂質の量とかではなく、腸内で代謝が出来ているか出来ていないかなんですよ
だから、エネルギーが円滑に作れるか作れないかで判断した方が良いと思うんですよね



内臓の筋肉も全部、平滑筋って筋肉なので全身がやっぱ血液を必要としますから
RIJU君の欠点は、そこだと思うんですよね「腸内環境」

後は、割かし皆カーボやたんぱく質を大量にとるんですけど、(たんぱく質って元々酵素なんですけど代謝酵素になるじゃないですか)
じゃあ、その酵素を分解するのに助けてくれる補酵素と言われるビタミンがやっぱり少ないんですよ

iHerbで買う含有量に関しては、海外含有量なので大体日本の10倍20倍ぐらい高いと思うんですけど
海外のやつでも一回10倍ぐらいはとらないと、ビタミンに関しては効果が無いんですよ
ビタミンの水溶性ビタミンに関しては、一時間おきにとるぐらいじゃないと大量のカーボをとる人は枯渇しやすい。


ビタミンが枯渇するって事は、とったカーボが代謝出来ないんで全部流れちゃうんですよね
だから、パワーが出ない


ですね。それも持続できないって事は、代謝が出来てないんですよね
瞬発的な力ってのは、大体頑張れば出せるんですけどそれを10REP,20REP出来るかって言ったら心臓が追い付かないんですよ
心臓が血液を送れないので、酵素がないから。って事は、血液中の鉄分も減ってる訳だしミトコンドリアの生産も出来ない訳ですから疲れるんすよね
腸内環境はどうやったら整えられるの?


人間って疲れてる状態になれちゃうんですよ。これが自分なんだなって思ったら、それよりも良い自分を忘れちゃうんですよね。
だから、危機感を覚えなくなっちゃうんですよ。でも一回、ファスティングとかしてリセットして、これが本当の身体の軽さなんだねって気付くと
危機管理の能力が上がるので、減量している最中に「疲れてるなとか、内臓の疲労だな」って言うのが察知できるんですよね


そうなんです。原因が分かんない人は「あっ疲れてる、カーボ上げなきゃ」ってなっちゃうんですよ
カフェインとらなきゃとか




そうではなくて、トレーニングが出来ているか出来ていないかをまず見て
出来ていないんであれば、さっき言った通り「腸内環境を見直す」ってところなんですよね


嬉しいです。それを考え始めたから減量が全然きつくないですね
もう、ほぼ仕上がってるようなもんなんで


ちょっとだけトータルの食事を整えてあげるだけで、ジャンキーなもの食べないだけで絞れるようになるんで
それはもう内臓が頑張ってくれてるんですよね



いやぁ今日は、勉強になりました。
自身の身体で研究するめんでぃ氏の減量の考え方「腸内環境」。減量で悩んでいる方や身体の調子を整えたい方は、腸内環境を見直してみるのも良いかもしれません。
本日は、東麻布にあるジムDeeperを運営し自身もフィジーク選手として活躍する「めんでぃ氏 ( @mendy_deeper ) 」をお迎えしました。
〈取材=RIJU(@stallone.riju)/文・撮影=恭平(@kyohei_makita_jp)