初めてボディメイクの大会に出場する選手が増えている昨今、我々Physiqu+(フィジークプラス)も初めて大会に出場する選手に向けて、複数の話題をわかりやすく発信してまいります。
- 第1回目 : 「当日のステージ上の流れ」
- 第2回目 : 「初心者が犯しがちな減点対象ミス」
- 第3回目 : 「FWJカードの登録方法と注意点」
- 第4回目 : 「APFカードの登録方法と注意点」
- 第5回目 : 「FWJリージョナルショーって何?」
- 第6回目 : 「出場カテゴリーの決め方」
- 第7回目 :「APFってどんな団体?」
- 第8回目 : 「FWJコンテストの当日の流れ」
- 第9回目 : 「(選手登録)最悪の事態を回避する為に」
- 第10回目 : 「ダブルエントリーはするべき?」
- 第11回目 : 「ジャッジ5名の誰にアピールするの?」
- 第12回目 : 「サーフパンツの選び方・注意点」
- 第13回目 : 「ゼッケンの位置(メンズフィジーク)」
- 第14回目 : 「燃焼系サプリの効率的な選びかた」
第14回目となる今日も、フィットネス競技の大会を開催している団体(FWJ・APF)で理事・メインMCを務めている野澤SHOW氏をお招きし燃焼系サプリメントの効率的な選びかたを解説いただきました。「野澤SHOW氏( Nozawa Show )」
さぁ、今日もやっていきましょう!今日の話題は、燃焼系サプリの効率的な選びかたという事で、やっぱり減量している選手っていうのはどうしてもこの燃焼系サプリメントっていうのに頼りたくなる
もう本当に最後の一絞りの部分で、この燃焼系サプリメントが何か効果を発揮するんじゃないかっていう期待も込めて色々選ぶと思うんですけれども、この燃焼系サプリメントの選び方っていうのが本当に迷う
という事で今日は、どういった物を選んでいくとより効果を感じられるのか?もしくは、どのタイミングで使うとより効果が発揮できるのか?っていうのを皆さんにお話ししていきたいと思います。
燃焼系サプリの特性を見極める
まず一番最初に「その燃焼系サプリメントの特性を見極める」これが非常に重要になります。
この特性っていうのは何かっていうお話しなんですけれども、まず一つは燃焼系サプリは「神経系の燃焼系サプリ・運動系の燃焼系サプリ」というふうに大きく二つに分ける事が出来るんですね。
神経系の燃焼系サプリの特性
まず神経系のサプリっていうのは、代表的なものでいうと老舗のHALEOの赤いボトルの「イグナイト」これはもう神経系燃焼系サプリの王道ですよ。そして最近では、バルクスの「レッドギア」これもちょっとイグナイトに似ている部分はあるんだけれども、神経系の代表的なものはこの二つと言えるでしょう
このメリット・デメリットっていうのがそれぞれ神経系も運動系もあるんですけれども、まず神経系のサプリメントのメリットっていうのは「安静時の脂肪燃焼が期待できる」という事なんですね
この安静時の脂肪燃焼というのは、例えば選手全員が通常時に身体を動かす仕事をしているってわけではないので、お仕事が事務職とか日常にあんまり身体を動かす事がないとき、要は安静時ですよね。
身体を動かすことが少ない安静時の脂肪燃焼がこの神経系のサプリメントには期待できるっていうのが一番のメリットです。逆にデメリットもあるんです。
デメリットっていうのが「神経系サプリでは慣れてしまう」慣れるというのは、効果がだんだん薄くなっていくっていうのがあるんですね。なので、この神経系のサプリメントの注意書きには「必ず長く使う事はやめて、まず使ってちょっと休んで使ってという飲み方が効果が最も高いですよ」って言う事が必ず書いてある。
そして、夜にトレーニングする人っていうのは眠れなくなる可能性があるんですね。特に減量中っていうのは、もうカロリーも体脂肪率も少ない状態で空腹と夜戦いながら就寝時間を迎えるんだけれども、この時に神経系サプリっていうのはカフェインというものが主に入っているサプリメントなんで、これを夜トレーニングする人がトレ前に飲んだりすると非常に寝つきが悪くなるところがデメリットとしてあげられます。
運動系の燃焼系サプリの特性
運動系の燃焼系サプリについては、ファインラボの「ファイナルバーン」やゴールドジムの「アルティメットファットバーン」この二つが運動系の燃焼系サプリとしては代表的なもので古くからあるものという事でこれもメリット・デメリットがあります。
まずメリットは、神経系に比べて慣れにくい点があげられます。要は、長く飲み続ける事が出来るっていうのが運動系のサプリメントの一番いいところ
デメリットっていうのは、胃に負担がかかる。これは燃焼系なのでカプサイシンとかそういった燃える系、刺激系の成分が入っている事が多いので空腹時に飲んだりするとめちゃくちゃ胃が熱くなったりする人もいる
だから、そこがちょっとデメリットかなと、僕は全然大丈夫でした。因みにこれは沢山飲まないといけないっていうのがあるんだけれども、一回に飲む量っていうのが7粒〜10何粒にもなるので、少し大変かなと感じます。
それが運動系の燃焼系サプリのメリット・デメリットとなります。
神経系の燃焼系サプリの摂取タイミング
まず神経系HALEOのイグナイトは、カフェインをメインとした神経に作用して脂肪燃焼を促していくという作用のあるサプリメントなので、タイミングとしては最後の一絞りで効果を発揮するわけです。
そもそもこれ運動系も同じなんだけど、燃焼系サプリっていうのは最初から飲んではいけない。よく減量の初期段階からいきなり燃焼系のサプリメントを飲んでいる人がいるんだけれども、それはちょっと違うと思う。やっぱり最初は、そういった奥の手を使わずに通常のPFCバランスやトータルカロリーを計算して、しっかりと摂取カロリーと消費カロリーのアンダーを作っていく「通常の食事管理、そして運動で絞っていかなくてはいけない」
男性に関しては、体脂肪率8%〜9%ぐらいまでは通常のダイエットで絞る事ができる。そしてそこに有酸素運動やカーボサイクル、ケトジェニックを入れていったりとか、そういった事の様々なテクニックをやっていって、そして大体体脂肪率が7%とかもう腹筋がしっかり割れている状態ですよね。その状態になってきて更にコンテストコンディションを目指す段階、それこそ手の甲をつまんだぐらいにお腹の皮膚をもっていくっていう最後の手段の時、もしくは何をやっても落ちなくなった時に、この神経系のサプリメント「イグナイトやレッドギア」を投入する、というのがタイミングとしは一番効果を感じる
そして、この神経系の燃焼系サプリメントは「飲むタイミングとしては、空腹時」ここが非常にポイントとなってきます。これは勿論、減量中の人で有酸素運動をする人は、朝起きて水だけ飲んでお腹の減っている状態(脂肪燃焼がしやすい状態)で運動する時が多いと思うんですけれども、その時に飲むのが一番効果を発揮すると
飲んでからちょっと血中にその成分が回るぐらいまでは、20分〜30分ぐらいかかるので自分の場合は起きたらまず一番最初に朝イチにそれを飲むと、で身支度してシェイカーに水を入れたり、準備をしてジムに行ったり、家の周りを歩く人もいると思うんだけれども、その時にだんだん成分が効いてくるという事で「まず朝イチの空腹時に飲むことが非常にタイミングとしては良い」
そして後は、運動前ですね。運動前っていうのは筋トレをする前、この時は空腹じゃなくても良いです。やっぱり空腹状態で筋トレする事自体が、あんまり僕は推奨ではないので筋トレに関しては運動前20分~30分前に空腹じゃなくても飲むという事があります。
「安静時の空腹時」これがポイントなんだけれどもやっぱり一日過ごすのは長いじゃないですか、朝食食べて・お昼ご飯を食べて・夕方ご飯を食べて・トレーニングっていうスケジュールを組んでいる人もいるんだけれども、昼間の時間に飲む時にはご飯食べた直後に○時間朝から空いたから飲むのではなくて、「安静時一日過ごしている時間でお腹の減っている時間を狙って飲む」と
飲んでお腹減ったなと思いながらパソコン作業するのが一番ベストと言えます。と言うのが、燃焼系サプリメントの神経系のベストなタイミングというところでございます。
運動系の燃焼系サプリの摂取タイミング
続いて、燃焼系サプリメントの運動系のタイミングですが、勿論これも最後の一絞りに使用する事で非常に効果を感じられる、最後の一絞りまでは使わない方がいいですね。
この運動系っていうのは読んで字のごとく「運動前に飲むのが一番です」これはもうはっきり言って動いてナンボなんですよ。なので、しっかりと運動習慣のある人にお勧めなサプリメントっていうのが運動系なんですね
やっぱりこれは神経系と一緒で、朝の有酸素運動前とかトレーニング前に飲むのがお勧めです。だからこれは神経系であったように(日常生活でお腹が減ったから)とかね、そういった運動をしない時に飲むのは特にお勧めしないです。
やっぱりこれは動いてナンボ、カプサイシンとか燃える系がガッツリ詰まっているサプリメントなので、運動前に飲むのがお勧めです。だから自分の生活習慣に合わせて選んで飲んでいくのが燃焼系サプリメントではベストでございます。
野澤の経験則で言うと、減量に余裕がある時は最初に使うのはこの運動系です。この運動系を使って体脂肪率が7%,8%ぐらいになってきた時にこの運動系を使うと
そしてこの運動系を使って、もう6%,5%とか最後の仕上がりぐらいの皮膚になってきて更に一絞り、それこそお尻も絞るとかそういった時になったらこの神経系を使う。最後の一ヶ月、最後の三週間にこの神経系を使うという使い方もお勧めします。
2019年のコンテスト出場の時は、この神経系のイグナイトを僕は使っていましたね。だから僕は「HALEOのイグナイトとファインラボのファイナルバーン」この二つに結構お世話になっています。
最近は、色んな燃焼系サプリメントが出ている中で代表的なものとして「HALEO(イグナイト)バルクス(レッドギア)ファインラボ(ファイナルバーン)ゴールドジム(アルティメットファットバーン)」っていうものをあげたんですけど、
多くの燃焼系サプリメントが出てると思うので、その中で皆さんが何を選ぶかというのは神経系と運動系サプリ「自分の生活水準・運動習慣・食事習慣」どっちが当てはまるんだろうというのを見極めてもらうとそれが一番重要なところかなと思っております。
という事で、今日は燃焼系サプリメントの効率的な選びかたをご紹介しました。ぜひ皆さん参考にいただければと思います!